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大手ビールメーカーのア●ヒビール。
1980年代後半からから居酒屋やビアガーデンでの
シェア率を伸ばしてきたビールメーカーである。
そこには営業マンの地道な努力があった。
お店のスタッフや経営者に商品説明をして試飲してもらったり、
お店に試供品を置いてもらったりする。
そんな事はどのビールメーカーでもやっていること。
このメーカーがちょっと違うのは、
自社のビールを扱っていない店へ行く。
ただし、営業マンとしてではない。お客として仲間数人と行くのである。
そこでビールを注文する。
その際に一言「どこのビール?」と聞く。
店員が「△△△ビールです」と答えると、
「ア●ヒビールじゃないの?じゃぁいいや。」
と、結局何も注文することなく店を出て行く。
「ビールはア●ヒじゃないとね」と仲間につぶやきながら。
同じ営業マンが同じ店に何度も行かないようにリストを作り、
複数の営業マンが数日おきに同じ店で同じ事を繰り返した。
頃合を見はかり、その地区の本当の担当営業マンが、
営業マンとして営業に行く。
こうやってシェアを拡大してきたのである。
- 2009/12/13|
- カテゴリ:信じてしまう系
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