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クリスマスの夜、とある家族に起こった出来事である。
その夜、家には母親と子供だけしかいなかった。
二人はプレゼントを持ってやって来るであろう、
父親の帰りを待っていた。
しかし、父親はなかなか帰ってこない。
随分と夜がふけ、子供は眠ってしまった。
母親はなおも夫の帰りを待ち続けたが、
結局その夜、父親が家に帰ってくることはなかった。
そしてそれから幾日かが経っても、
父親は家に帰らなかった。
さすがにただ事ではないと思った母親は、
警察に捜索願を提出した。
やがて家の中に、原因不明の異臭が立ち込めるようになった。
その臭いは、時間が経っても消えるどころかますますひどくなる。
そこでハウスクリーニングに依頼し、
臭いの元になっていそうな場所を調べ、
原因を取り除くことにした。
やがて、臭いの発生場所がわかった。
そのひどい臭いは、暖炉の上、煙突の中から発生している。
不審に思ったハウスクリーナーが、
煙突の上の方をつつくと、何かが詰まっている。
今度はその詰まりを取り除こうと、
少し乱暴にその何かを突くと、
ドサッという音と共にそれが暖炉に落ちてきた。
それは、サンタクロースの格好をした、
一家の父親の死体であった。
姿を消したクリスマスの夜、彼はプレゼントを抱え、
サンタクロースの格好をして煙突から現れようとしたのだが、
その途中で首の骨を折り、
そのままずっと煙突の中に取り残されていたのだった。
- 2008/02/16|
- カテゴリ:おもしろ系
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| コメント:1
20年位前にヒットしたハリウッド映画「グレムリン」の中で主人公の彼女が子供の時に体験した話と全く同じですね(^_^)
- 2011/02/16(水) 23:34:36 |
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